赤井秀一はなぜバーボンに自分の生存を匂わせたか

このブログはゼロの執行人で安室の女になった人間による、安室透や降谷零やバーボンの話をするところなのですが、『赤井秀一さんによる謎行動』の考察をリクエストいただいたので、やってみようと思います。


赤井秀一ミステリートレインでなぜバーボンに自分の生存を匂わせたか。


これはよく謎だと言われているんですが、私の答えはとてもシンプルで、『宮野志保を守るため』です。
バーボン編のクライマックスは、哀ちゃんがシェリーばれする!?というところから始まりました。
野志保と灰原哀は同一人物なので顔がよく似ていて当然です。宮野志保と灰原哀をバーボンがイコールで繋がなくても、血縁関係を疑うぐらいはするかもしれません。
哀ちゃんからシェリーに繋がるラインがあるかもしれないとバーボンが疑えば、バーボンは徹底的に哀ちゃんを調べます。
バーボンはすぐに哀ちゃんの戸籍がないことに、そして米花町にくる前の経歴もないことに気づくでしょう。
シェリーが消えたと同時に現れた戸籍のない少女、そしてシェリは科学者。二人が同一人物だと気づくきっかけを、バーボンは得てしまうかもしれません。

赤井さんは哀ちゃんを守るために、どうにかしてシェリーが死んだことにしなければならなくなりました。そしてできれば、バーボンの眼を他に向けさせたい。

赤井さんが選んだのは、捨て身のアピールです。
バーボンが赤井秀一に執着していることを自覚している赤井さんは、『俺は生きているぞ』というアピールをバーボンにします。
(赤井さんのこの自信家なところ、好きなんですよね~~~……)

赤井さんにとって、キールとの約束は『できる限り守るもの』であって、最優先で守るものではないのでしょう。
赤井さんは、自分の認めた人(今のところ、バーボンとジンとコナンくん)以外には、死ぬほど雑な扱いをしますしね……。
(赤井さんのこのひどいところ、好きなんですよね~~~……)

そして見事にバーボンはひっかかっちゃうわけです。
(降谷零の対赤井秀一限定ぽんこつなところ、好きなんですよね~~~……)

バーボンなら本当にシェリーが死んだかどうか、シェリーの協力者は誰なのか、探り屋として調べまくってもおかしくはないのです。執念深い人ですし。
でも赤井秀一が生きているかも疑惑が発生したので、バーボンの眼が完全にシェリーから外れました。赤井さんの思惑通りです。
(降谷零の赤井秀一の思惑通りに踊らされているところ、好きなんですよね~~……)

赤井秀一、大勝利!!
……とはいかないんですが、まあ後の展開で痛み分けになりましたね。


考察しながら、赤井さんはもうちょっとキールに対して誠実になってはいかがでしょうかという気持ちになりました……。
そして警察学校編を心待ちにしております!!