祝!ゼロティ『警察学校編』降谷零はキャリア?ノンキャリア?

ゼロの日常ことゼロのティータイム、新章『警察学校編』おめでとうございます!

青山先生のスペシャルティザーイラストが最高でした……。

そしてイラストから、間違いなく5人は警察学校での同期だと確定し、警察学校組と呼んでもいいと判明したので、今回は降谷零の謎『キャリア?ノンキャリア?』に迫っていこうと思います。

 

※1箇所訂正しました、ごめんなさーい!降谷零は風見警部補より階級が上だというところまでが確定なので、階級は警部以上としか言えなかったです!青山先生が「結構上の方だと思うよー(笑)」という言い方をなさっていたので、警部か警視の可能性が現時点では高そうです。(2018.10.09訂正)

 

○キャリアだよ!派

 警察庁の公安にノンキャリアが引き抜かれたとしても、29歳で警部以上はありえない。準キャリアだとしても29歳で警部以上はありえない。

 

ノンキャリアだよ!派

 警察学校に同期がいるんだからノンキャリア。キャリアなら警察大学校に行く。

 

<追記 2018.10.9>

・雑誌で映画スタッフが降谷零を「キャリア」のつもりで描いていると発言がある。

・コナンコミックス92巻で「6年前 降谷零、警察学校を主席で卒業?」とある。

※どちらも原作で明言されたことではなく、コミックスはわざわざ「?」までつけてあるので、確定情報としては扱いにくい。

 <追記終わり>

 

29歳で警察庁の公安の警部以上確定。でも警察学校の同期に爆弾処理班のエース萩原(享年22歳)がいるので、高卒か短大卒でないとつじつまが合わない。

 

これが我々を惑わせる矛盾で、青山先生のコナン世界ではキャリアもノンキャリアも警察学校に行くのでは、設定ミスでは、などと噂されていました。

 

妄想ばかりになりますが、矛盾しない考察をしようと思います。

 

まず、降谷零の若かりし時代の家庭環境です。

回想シーンやゼロティでの『ひとりぼっち』から、おそらく降谷零は家庭環境に恵まれていません。

親はいてもネグレクトなのか、親がいなくて親戚に引き取られたのか、施設育ちなのか、その辺はわかりません。

降谷零には大学進学を支援してくれる人がいなくて、一人で生きていかなくてならないとします。

彼は優秀な高校生でしたが、国立大学志望で、世帯収入が低くて優秀な学生向けの返還なしの奨学金をもらえて、アルバイトにあけくれたとしても、それでも大学の学費を自分で払って、更に生活費を捻出するというのはかなり厳しいです。

降谷零は、大学に行きたくても行けなかった。大学進学を諦めた降谷零は、警察官という道を選びます。そこで友人を得ることになりました。

降谷、松田、萩原、伊達、景光の5人は高卒で警察学校に入ります。これで同期の友人という点はクリアします。萩原の享年22歳にも矛盾が生じません。

 

警察学校には四年制大学卒も混じってきます。その中で、座学も実地もなんでもずば抜けている降谷零は、外見も手伝って、とても目立ったと思われます。

みんな、特に伊達さんは『降谷はなんで高卒なんだ?』と不思議がるでしょう。

もしかしたらですが、景光は降谷の家庭環境も、大学進学を諦めた経緯を知っていたかもしれません。諦めるなよと声をかけたこともあるかもしれません。でも降谷零は現実は厳しいんだと笑い、みんなを守る警察官という道もいいものだと言ったのかもしれません。景光一人では、降谷零の意思を変えることはできなかったのです。

 

そんな深い事情を知っている景光がきっかけとなって、降谷の大学進学断念を仲のいい他の3人が知ったとしたら。

 

きっと松田、萩原、伊達は諦めるなと降谷に言う気がします。

「それだけの能力があるなら大学へ行け、限界まで足掻いてみろ、諦めるな。それで上に行って、もっと多くの人を守れる警察官になれ」と言って、背中をどついてくれるかもしれません。

景光と松田、萩原、伊達の4人の後押しを受けて、降谷零は断念した大学進学をすることを決めます。いつかはわかりませんが、年度内に警察官を一度辞めることになります。

翌年、降谷零は大学に無事合格し、ぎりぎりの生活をなんとか維持し続けます。

警察庁インターンへ行き、国家公務員一種に上位で受かり、無事にキャリア組警察官としてのスタートを切り、警察大学校へ行き……そして29歳までに警視となるわけです。

ちなみにこの『もっと多くの人を守れる警察官になれ』が、僕の恋人はこの国さ、というストイックさに繋がるのかもしれません。

 

高卒で警察学校入学→1年以内に警察官を辞める→大学に進学して国家公務員一種に合格する→キャリア組警察官になる

 

このコースなら降谷零の経歴を矛盾なく説明できます!!

 

<追記 2019.4.5>

コミックスで、高木君が伊達さんに「警察学校の成績もトップだったって聞きましたよ?」と言ったら、伊達さんが「バーカ!そいつはガセネタ。俺はいつも2番だったぜ……」というシーンがあります。

このことから、警察学校卒業前に降谷零が警察学校を辞めていた可能性が高いです。

降谷零が辞めたことで伊達さんがトップになり、事情を知らない周囲は伊達さんをトップだったと言うようになります。

けれども伊達さんにとってのトップはやはり降谷なのです。

<追記終わり>

 

ということは、大学生の降谷零と、警察官の4人のお友だちという不思議なグループが誕生するわけですよ。

大学生の降谷零は警察官組と夜に会うときは、毎回必ず「ちょっとそこの君、止まりなさい。今何時だと思っているわけ?はい、学生証出して。お父さんの名前言える?おうちの電話番号は?」という補導ごっこをされたり、昼間に会うと「荷物確認してもいいかな~?忙しいのにごめんねお兄さん~」って職質ごっこをされたり、任意同行だ!と飲み屋に連れて行かれたりと、素敵な学生&警察官生活が待っているわけですね…!

ゼロティ警察学校編で、降谷零が諦めた大学進学をもう一度目指すまでのきっかけが描かれているとしたら、あまりの切なさに死んでしまいます……でも読みたいです……待ってます……でもこれ全部ただの妄想なので、全然違っていたら指差して笑ってください。